日本酒

玉乃光酒造

玉乃光
純米吟醸 なまざけ

京都府京都市

原料米をこだわり抜き、昔のやり方そのままの、
伝統的な手造りで醸した玉乃光 純米吟醸なまざけ。
自然の酸味と旨味のバランスがとれた、すっきりした飲み口。
いつまでも飲み飽きないお酒です。

  • 容量

    300mL

  • 原材料

    米(京都府産)、米こうじ(京都府産米)

  • アルコール度数

    17 度

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TYPEタイプ

  • 酒造米

    国産米

    精米歩合60%

    <麹米>山田錦・おくほまれ
    <掛米>日本晴れ
    苗の品質を守るため、苗の間隔まで目を光らせます。そうして収穫された米は、生産者別に水分やタンパク質の比率を検査。基準に満たない米は使いません。

  • 酵母

    仕込み酵母

    協会901号

    協会901号は、熊本酵母。
    短期もろみで、華やかな香り。酸味は少なく、香り高いので、吟醸酒に向いている酵母です。

  • 仕込水

    水源

    桃山丘陵を源とする「伏水」

    京都伏見はかつて「伏水」とも書かれていたほど、質の高い伏流水が豊富な地。桃山丘陵をくぐった水脈が、山麓近くで湧き水となって現れます。名水百選に選定された、御香宮の境内に湧く「御香水」と同じ伏流水を使用しています。

EXPEDITION 蔵元探訪

  • 米、水、麹、心意気。
    純米吟醸の蔵、玉乃光。

    延宝元年(1673)年、玉乃光は生まれました。
    以来340年。まじめに、まじめに、去年よりも良い酒をという思いで、日本酒を造りつづけています。派手な酒ではない。今風の流行とも無縁。目指したのは、飽きのこない酒。食事を引き立てる定番。ただそれだけのために、米の品種はもちろん、田植えの仕方にまでこだわります。

    玉乃光は、米と水と麹。そして、時代に左右されずに、ただ良い酒をつくるという心意気だけで、造られています。
  • 利益より、酒本来の味わいを。1964年、いちはやく「純米酒」を復活させました。

    米と米麹だけで造られる酒を、「純米酒」と言います。日本酒はそもそも米から造られるのですから、わざわざ純米酒と呼ぶことを、不思議に思うかもしれません。これは戦中、戦後に多く流通したアルコール添加のお酒と明確に分けるためです。

    1964年、玉乃光は業界に先駆けて純米酒を復活させました。アルコール添加酒に比べて、最大1.8倍もの米が必要な純米酒。当然コストはかさみ、その分価格を上げれば、売れなくなってしまう。まさに苦労の連続でした。それでも、平安時代からつづく「米だけで造る酒」こそが、本来の日本酒であると信じて、今日も玉乃光では、純米酒だけを醸しつづけています。
  • 米を磨くほど、 酒の旨味は洗練されていく。精米作業も自分たちで。

    米粒の外側を削ることを「磨く」と表現しますが、磨けば磨くほど、雑味やくどさは消え、酒の旨味は洗練されていきます。

    玉乃光はこの精米作業に約30時間から48時間ほどかけ、できるかぎり蔵人の手で行っています。米粒の40%以上を削るものを「吟醸酒(ぎんじょうしゅ)」。50%以上も削ってしまうものを「大吟醸酒」と呼びますが、玉乃光が造る日本酒は、純米吟醸酒と純米大吟醸酒だけ。純米吟醸酒が市場のたった5%シェアであることを考えても、決して効率的なやり方とは言えないかもしれませんが、これが、この蔵が信じる本当の酒造りです。

玉乃光酒造

京都市伏見区東堺町545-2
創業1673年(延宝元年)

純米吟醸と純米大吟醸だけを造る、全国でも珍しい「純米吟醸蔵」。
京都伏見の地で、昔ながらの伝統的なやり方で、ただただ良い酒づくりをつづけています。